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ライ麦畑でつかまえて (白水Uブックス): 白水社 : J.D.サリンジャー;
ライ麦畑でつかまえて (白水Uブックス)
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セールスランク: 1104 位
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参考価格: ¥ 861 (税込)

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レビュー

1951年に『ライ麦畑でつかまえて』で登場してからというもの、ホールデン・コールフィールドは「反抗的な若者」の代名詞となってきた。ホールデン少年の物語は、彼が16歳のときにプレップ・スクールを放校された直後の生活を描き出したものだが、そのスラングに満ちた語り口は今日でも鋭い切れ味をもっており、ゆえにこの小説が今なお禁書リストに名を連ねることにもつながっている。物語は次の一節で語りだされます。

――もし君が本当に僕の話を聞きたいんだったら、おそらく君が最初に知りたいのは、僕がどこで生まれただとか、しみったれた幼年時代がどんなものだったかとか、僕が生まれる前に両親はどんな仕事をしていたかなんていう「デビッド・カッパーフィルド」調のやつなんだろうけど、僕はそんなこと話す気になんてなれないんだな。第1、そんなの僕自身退屈なだけだし、第2に、もし僕が両親についてひどく私的なことでも話したとしたら、2人ともそれぞれ2回ずつくらい頭に血を上らせることになってしまうからね――。

ホールデン少年は、教師をはじめとしてインチキなやつら(いうまでもなくこの両者は互いに相容れないものではない)と遭遇することになるのだが、こうした人物に向けられる風刺がきいた彼の言葉の数々は、10代の若者が誰しも味わう疎外感の本質をしっかりと捉えている。


関連商品・他の方が見てみた商品

  • グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー)
  • ナイン・ストーリーズ (新潮文庫)
  • ライ麦畑でつかまえて - The Cather in The Rye 【講談社英語文庫】
  • フラニーとゾーイー
  • アルジャーノンに花束を (ダニエル・キイス文庫)


    お客様のご評価(この商品・製品に対するご購入者や他の方のコメント)

    5年ぶりに泣ける本に出会った。

    この本は、主人公が学校を退学になり、家に着くまでの3日間彼の心の中に起こったことを記した内容である。
    たったの三日間の話であるが、一度読んでしまうと、心の奥深くに残って、一生消えないだろう。
    最初から主人公は社会に対する不満や、偽善に満ちた人々に対する皮肉を淡々と述べているのだが、これが本当に面白い。
    共感できるところも多くあり、一度読み出したら止まらなかった。読む前は、なぜ題名がThe Catcher in the Rye なのかがわからなかったが、
    その意味を知り、なぜか泣きたくなった。
    この本の感想は二極化しているようだが、子供と大人の境界線に立っているホールデンの精神的な不安、
    子供の心の純潔さが失われていくことへの悲しみが感じ取れないなら、この本は退屈かもしれない。
    しかし、最後の2文にホールデンの心の美しさ、世界のすべてに対する愛情が書かれている。それを感じとることができたら、一生この本が忘れられないはずだ。

    できれば、大人になる前に読んでほしい。大人になってからでは、この本を読むには遅すぎるのかもしれない。

     
    GOOD LUCK! 反吐が出るぜ。全く。

    「運不運」か。本当に、そんなものを信じて居やがるのか。
    「どうぞ、御幸運を!」。貴様は「幸運」の「実体」を
    見た事が有るのかよ。「運の良さ」で金儲けが出来たのなら、
    同じく、「運の良さ」で、何か別の事を遣って貰おうじゃねえか。
    そうだな。年末ジャンボの2等か、3等でも当てて見せてくれよ。
    2年連続で。但し、グリーンとサマー・ジャンボは、5等以下にしてくれ。
    こっちも2年連続で。「再現性」が有る為らば、だが。
    自分で「運の良さ」を使いこなす事も、
    出来ねえ様な「阿呆の能無し」が、一体
    どうして、他人の「幸運を祈る」事なんぞ、出来るんだよ。
    この屑!!!

    「幸運」か。単なる「偶然」にして、純然たる「統計学的概念」だ。
    「祈る」のか。幸運を祈るのならば、「勝手に」鰯の頭にでも祈ればよい。
    俺に、一々、言うべき事じゃない。尤も、貴様は、無神論者か。
    いや、信仰する宗教は「拝金主義」か。

    我々は、こう言う。
    Have a nice trade!

    Good luck! とは、決して言わない。

    祈るのならば、システムに祈れ!!

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    と、「16歳の自分」為らば言うだろう。
    バクラーやら、ハイネケンやら、
    ゲステルの話をしていたのが「21歳の自分」。
    2つの「副次的自己」による、感情移入と、
    少しだけ、離れて見た所から、ホールデン坊やを
    「論評」して見た。
    欺瞞への激しい攻撃

    頭がよいけど世間では認められていない人や、自分は他人と違いたとえそれ程では無いにせよユニークな個性を持っていると自認している人や他人が馬鹿に見えて仕方が無い人には激しく共感してしまうような内容でした。思春期の青年の心を反映させているのだと言えば首肯せざる得ませんが、世の中への呪詛がページに叩きつけられているようで、読んでいてあまり楽しくはありませんでした。
    本の最後に原作者が解説を付けられることを拒否した旨が書かれていましたが、解釈されることを倦んだ作者の心境が見て取られました。チャプマンが殺人の動機付けにするにはかなり歪んだ読み方をしていることが窺えました。
    狂人は偶然を運命と捉え、天才は偶然に理由を求めます。事象に強くこだわるのは狂人も天才も一緒ですね。チャプマンの愛読書になってしまったことが、この本の神秘性に寄与してしまったことは皮肉なことです。
    自由奔放

    無軌道とも言える少年や少女の奔放な行動・生き方。
    自分には何もリスペクトされるものも無く、理解も共感もできず……

    似たような印象の小説に「恐るべき子供たち」という小説があるが、むしろ此方の方がまだ自分には馴染めたかもしれない。
    それでも読後の違和感がぬぐえなかったが。
    読んでても買いです。

    初めて読んだ中学時代から早30年、その間幾度となく読み返しましたが、いま思うのはそんなふうに何度も何度も読み返しながら僕は本書になにを確認したかったのかということです。気取って聞こえるのを承知で書きますが、人が生きていく上でどうしても明確にできないこと、あるいは本質的に明確にしてはいけないことを抱えるジレンマが、読む者をして主人公に自分を重ねあわさせるのかもしれないのではないか、というのが今の自分なりの答えです。新たに訳出された本書も、よい意味で従来の野崎孝のものと変わらない手触りを残しています。

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